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執筆者の写真金光教日本橋教会

今月のコラム(2021年9月)

信心は家庭に不和のないのがもとである。得をすると思って、物事をこらえるのが第一である。言い争わないのがもとである。家族中その事を心得て信心すれば、万事におかげをくださる。


このみ教えはたとえば親子関係においても、一見簡単そうだが、とても難しい事柄ではないだろうか。

子供にしてみれば、親は生まれた時から存在し、自分を育てるためにあれこれ世話を焼いてくれるから、どんなに甘えても許されてしまうような気がするものだ。

親にしてみれば、子供は生まれた時から育てているから、何でも自分の思い通りになるような気がすることもあるだろう。

とはいえ、家族であろうとも、個々人の性格や生き方は千差万別だ。家族の思いが常に一致するとは限らないし、価値観に相違が生じることもある。

そんな時、自分の思い通りにならないからといって、怒りや嘆きの感情を家族にぶつけたら、それは仲良くしたくても出来なくなってしまう。

また、家族は他人と違って、簡単に縁を切ることが出来ない。

他人に対してならば、温かく見守ったり、寄り添ってあげられることでも、家族だとなかなかそう出来ないのが現実だ。

おかげを受けるための第一条件は「腹を立てずに仲良くしながら信心すること」だ。

それを体現し、維持し続けるには、家族を常に思い遣れる心でさえ神様からいただくことが必要だ。

ただ神様は、腹を立てずに辛抱する者の祈りならばとてもよく聞いてくださるのだ。(編集子)

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