先月号に続き、「心の眼」を開いて次にするべきことは、どんな事柄でも良い面を取る、良い方に取るということだと思います。
私の私淑する先生は、協力者全員から絶縁状を手渡された時に、「あぁありがたい。これは人に頼らず神を頼れとの神様の大切な思し召しだ」と言って、心から喜ばれ、そこからますます神様一筋で大きなおかげを受けていかれました。私は当時この先生の「心の眼」の開きぶりに大いに啓発されました。
金光様の教えには、「やれ痛やという心で、『あり難し、今みかげを』という心になれよ」ともあります。
しかしこれをしない人は、痛さのショックに陥るばかりで、そこから抜け出せず、悲観的な歳月を送っている姿をよく目にします。たとえ痛い、きびしいという事柄の中にも、神様が引き上げようとなさるからこそのメッセージが必ず込められております。ですから、そこを見落とさぬよう、いつも「心の眼」を開く稽古を重ねていきたいと思います。 畑 淳
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