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執筆者の写真金光教日本橋教会

今月のコラム(2022年3月)

「苦しい時の神頼み」という諺がある。

普段は神仏に手を合わせるどころか、その存在にすら気付かない人が多い。

しかし一旦、自分でも周囲の人に頼んでもどうにもならないことが起きたり、問題が解決しないとなると「最後は神頼みしかない!」に行き着くことがよくある。

そんな時、あちらの神様、こちらの神様、あそこのお寺さんなどと、参れるだけ参ればご利益があるはずだと思うかもしれないが、そうなると実は、「あそこの神様にもお願いしているのなら、うちは手を出さないでおくか…」ということにもなる。それは人間関係と同じことだ。

ひとつの問題に多くの人から助け舟を出してもらおうとすることは、相手に知れると、「あの人にも話したのなら、私はいいか…」となり、最終的に誰もが遠慮するので、誰にも助けてもらえない。

神様に願うのも、「一心(いっしん)=ひとつの心」で願うことが大切だ。相手は神でも仏でも良いのだが、自ずと、一つに決めて、ということになる。

本気の一心ですがってくる人ならば、誰だって無下には出来ない。それは神仏も同じことだ。

平常、非常に関わらず、神様に一心を向けて祈るならば、常に大きなおかげを受けることができる。(編集子)

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