春に入社した新入社員も少しずつ慣れてきた頃であろうか。
中には家業を継ぐ者もあるだろうが、成り行きで今の会社に入った者もあるだろう。一方で、あっさり離職する者もいる。今や、就職後3年以内の離職率は3~6割だという。
その理由は「仕事が合わない」「人間関係がうまくいかない」「残業が多すぎる」「プライベートな時間がない」「ブラック過ぎて心身を病んだ」「こんなことをするために入ったわけじゃない」等々だそうだ。
人には誰しもその人にしか出来ない役目がある。それが何なのか、最初から簡単には分からないことの方が多い。
何が自分に合っているのか分からなくても、縁あって巡り合った仕事だ。神様から頂いた仕事として尊び、根気よく勤めていくことが大切だ。
天職、それは無意味と思える中にあっても不断の努力をし続けた末にある賜物だ。「こんなことをするために入ったわけじゃない」と思う事柄でも、神様のお仕事という認識で真摯に取り組んでいこう。その辛抱の先にこそ、天職は姿を現わすのだ。
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