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今月のコラム(2026年2月)

牛は人間とは違い、寒い時でも寒さの用意もしないで、毛があるだけで、冬の寒中かぜもひかない。これは飼っている人間の力にはおよばない。鶏も山の鳥類、獣も同様である。みな、神がお守りくださっていることを悟るのが人間である。


このみ教えから改めて気付かされるのは、人間だけが衣服を身に付けたり、冷暖房機を使っていることだ。人間には動物のような濃い体毛はないから、快適に過ごせる工夫が要る。

だが、動物には身体機能を維持するための羽や毛があり、季節によってそれらが増減することで、自ずと暑さ寒さに対応できている。


それは人間からすると、実は、驚異的にすごい事柄だ。


とはいえ、命の源は全て天地自然の壮大なる恵みの中で生まれ、その働きによって生かされている。衣服や冷暖房機も素材は全て天地の恵みからできている。人間も動物も、同じく神様の働き無くしては一秒たりとも生きてはいられないのだ。


人間は時に、何でも自分の力で事を成しているような錯覚に陥る。特に周囲に羨まれたり、尊敬されるような立場になると、これまで頑張って来たのは自分だし…と、ともすれば天狗になりがちだ。


日々の務めに励んだことで成功という名の結果を残せたとしても、一日一日の営み、食べるものがあり、住む家があり、仕事があり、元気で働けること…等々、それら一つ一つの働きは全て神様からの恵みであることに気付けないと、世界が自分を中心に回っているような勘違いをしてしまう。


自分が元気に日々の務めを果たせていることはこのうえなく幸せなことであり、そのために目には見えない多くの働き、恵みを享受し続けていることを忘れてはならない。そのことを、動物のあり方からも学ばせられる。(編集子)

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