「生きている間も死んだ後も天と地はわが住みかである。生きても死んでも天地のお世話になることを悟れ」
「死」とは肉体から魂が離れるだけであって、肉体は分解されて大地のお世話になり、魂は元来た天地に帰るのだという。
私達はこの世に産声を上げる前から母親の胎内で天地から魂を分けてもらい、産まれ出た後もずっと天地の恵みを享受し生かされている。天地自然が育む動植物から多くの命をいただき、私達の日々の生活は成り立っていることを思うと、天地の働き無くしては一瞬たりとも生きてはいけない。
長い年月この肉体で生かされ、歳老いて肉体を離れるからといって、もう全てが終わるかのように思いがちだが、魂となっても、また元来た天地という親元でお世話にならなるばかりだ。
生きている間に徳を積む生き方をすれば天国、そうでないと地獄に落ちるといった言い伝えがあるが、それは果たしてどうであろう。
今世で天地という親様や人様に喜んでもらえる働きが出来たかどうか?一人一人が神様から授けられた役目を果たせたかどうか?神様からのお役目を果たせなかった場合、魂はどうなっていくのだろう?
死後のことは死んでみなければ分からないが、魂もまた天地という親にとっての大切な子たちだ。
魂が肉体を離れて神様の御元へ帰る時、笑顔で神様に迎えていただける生き方が出来る自分でありたいと願っている。(編集子)
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