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執筆者の写真金光教日本橋教会

今月のコラム(2023年4月)

【金光教祖の言葉】天地金乃神は天地を一目に見とおし、守っておられる。人間は神の氏子、神のおかげを身いっぱいに受けるように、この身この心を神に向けて信心せよ。何事も無礼と思わないで一心に取りすがっていけば、おかげが受けられる。枯れ木にも花が咲くし、ない命もつないでいただける。わが身におかげを受けて、難儀な人を助けてあげよ。


神様の存在は偉大過ぎるが故に、時に遠慮がちに願いごとをすることがある。

こんな些細な事を願っても良いのだろうか?こんな大それたことを神様に頼むのって図々しいのかな?などと、あれこれ人間心で思案しがちだ。

このみ教えから、神様はいつでもどんな時でも天地を一目で見通しており、神の氏子である人間を救い助けようとなされているのだな、という大いなる慈愛を感じる。人間がつまらない悲しい思いをしていれば神様は心配で仕方ないのだ。だからこそ、常に神様に心を向けておかげを受けて欲しい、どんな願いごとも無理と思わず、まずは神様に願ってみなさい、と仰っている。

その願いが叶うかどうかは、神様の采配により、更に良い方策があると見れば願い通りではない願い以上の結果を下さることもあるだろう。願う、つまり頼むからには、そこは神様に任せ切ってこそ大きなおかげを頂けるのだ。

そして、願った以上のおかげを頂き、ありがたいと思ったならば、神様に願うことを知らずにいる難儀のさ中にいる者を助けてあげなさい、とも仰っている。

おかげを受けて自分だけが良い思いしているばかりでは、真の意味で神様は喜ばないだろう。

自分が嬉しくありがたく思ったことを、周囲の人達にも伝え、実際に助かっていくこと、それこそが神様が一番喜ばれることであろう。同時に人が助かることで、自身もまた、より一層幸せになれるものだ。

何事も無礼と思わずまずは神様に願うこと、そこから想像以上の道が開けていくことを楽しみにしたい。そして、それが更に周囲の助けとなり、互いに喜び合いとなっていく生き方が出来るよう信心させていただきたいと願っている。(編集子)

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