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執筆者の写真金光教日本橋教会

今月のコラム(2023年11月)

人間は集団の中でお互いを支え合いながら生活を営む。

多くの人が集まる学校や職場、サークル…といった場では、気の合う人、合わない人、周囲から浮いた人、協調性のない人、目立ちたがりの人、存在感のない人…等々、自分にはない持ち味の人が多く存在する。

そんな中、悲しいかな…悪口やいじめのターゲットになってしまうことがある。

自分がそんな対象となった時、どう思うか?陰口を叩かれたり、理不尽な目に遭った時、大抵の人はそれを悲しく感じるし、腹を立てるだろう。

金光様は「いかに世の人が顔にかかるようなことを言っても、腹を立てるな。神が顔を洗ってやる」と仰る。

それは自分が理不尽な思いをしても、腹を立てるな、ということだが、凡人の私は腹も立つし、場合によっては倍返ししてやる!などと愚かなことさえ考えてしまう。

神様はただ黙って耐えていろ、と言うのではなく、その事柄を神様に申し上げ、双方の立ち行きを願うことが大切だ。それが、先々において互いを傷付け合うことなく、共に助かりの道が開けていくと仰っているのだ。

「怒りを覚えた時の6秒ルール」というのがある。腹が立ったら6秒間心を無にして、冷静になることを心掛けると、気持ちが落ち着く。そうすることで、暴言を吐いたり、場合によっては喧嘩に発展することを防げることもある。

6秒間あれば「神様!どうぞ、私の心が落ち着き、相手の方と冷静に話が出来ますように!よろしくお願いいたします!」と祈れる。それでもムシャクシャしてどうしようもない時や言い返す必要がある時は「神様!こんな理不尽なことは許せません。言い返しますから、よろしくお願いいたします!」と祈ることにしている。

人間なので、腹の立つことは理性だけで抑えることが出来ないことだってある。そんな時は神様に宣言(祈る)した上で立ち行きを願うことにしている。

「神様に祈って辛抱する」ことは並大抵の修行ではないが、少しでもそうなれるよう神様のお力、お働きをいただいていきたいと願っている。(編集子)




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