信心していても、生きていれば「良いことも悪いことも」起きてくるものだ。
自分にとって都合の悪いこと、イヤなことが起きた時、早くこの苦難から逃れたい、脱したいと思うものだが、悪いことを悪いだけのこととするのか?これも先の幸せに繋がるための過程と前向きに捉えていくのか?では、未来は大きく変わってくる。
人は不足していることに目が向きがちで、それが不平不満となって他人につい愚痴ってしまう。
不足しているということは、既に足りていることもあるのだが、それらに目を向けないのはもったいない生き方だ。
「足るを知る」と言うが、今恵まれている事柄を想像すると、足らないことより多くの足りている事柄に気付かされる。
例えば、今日も元気に生きている、衣食住、ライフラインに恵まれている、家族が元気だ、仕事もあるしそれをこなす能力も備わっている、友達もいる、夜も熟睡出来た…等々、数え上げればきりがない。
そんな日々当たり前のように享受していることは決して当たり前ではなく、何かひとつでも欠ければ、それらは瞬く間に消えてしまうことだってあるのだ。
足らないことを探して悪いことにばかり目を向けるより、足りていること一つ一つに感謝する心を持つと、それだけで心は温かく豊かになっていく。
悪いことの最中にいても、それが好転していくよう神様に願いながら自身の努めを果たしていれば、道は必ず良い方へ開けていく。
2023年も残り1か月となった。この1年を振り返り、良かったこと、悪かったこと、恵まれていたこと、足りなかったこと…等々思い返してみてはどうだろう?
自分が思う以上に、神様から多くの恵みとお働きをいただいていたことに気付かされるだろう。(編集子)
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