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今月のコラム(2025年8月)

たとえ人にたたかれても、けっして人をたたいてはいけない。人に難儀をさせるな。

よい心にならせてもらえばありがたいと思い、すれ違った人でも拝んであげよ。

できるだけ人を助けるようにせよ。


他人に叩かれることは現実世界ではそう無いかもしれないが、陰口を言われたり、心で悪く思われたりすることはあるだろう。

その事実を知った時、人はショックを受け、中には相手に仕返しをしてやろう、と思う者もいるかもしれない。

「横暴」とか「略奪」に至ることもあり、一度やられると、何度も繰り返されることもあるので、「抑止力」も無くてはならないものではある。

しかし、世界の紛争や戦争には、最初にどちらかが手を出したことで、その仕返し、応酬の繰り返しとなり、それが何千年も続いているものも多い。心の底では平和を願っているのに、相手が観念するまでは止めるに止められなくなっているのだ。

相手を嫌い、憎むのは簡単だが、それでは何の解決にも至らないどころか、状況は却って悪くなるばかりだ。

信心する者は、横暴や憎悪という難儀に陥った相手ですら助けてもらえるよう神様に願ってあげることが大切だと教祖様は仰っている。神様は、叩く者も叩かれる者も、どちらも「わが子」として、その姿をあわれに思し召しくださっているからだ。


嫌いな人のことを願うこと自体まっぴらごめん!と思う気持ちもあるものの、「そういう祈り」による解決方法があるのだから、試してみない手はない。

祈ることはどこでも誰でも、どんな時でも出来る。相手の顔を見た瞬間「神様!この人がまともになれるように助けてやってください!」と祈り続けるだけでも、状況は少しずつ変わってくる。

時間はかかるかもしれないが、何もせず変わらない状況を憂えるのと違い、よほど建設的なことなのだ。

イヤな人との出会いから、その人が助かる道に繋がっていけば、相手も助かり、自分も嬉しくなる。そういう道を神様は望まれている。(編集子)

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