大西秀さんの伝えにあるこの言葉は、その前に「たとえ人にたたかれても、けっして人をたたくのではないぞ」とあり、後ろにも「よい心にならせてもらえばありがたいと思い、すれ違った人でも拝んでやれ。できれば、人を助ければよい」にまでつながっています。
情けないことに、「やられたから気に食わない」などと憤慨している姿はおとな同士の間でも案外よく見聞きします。この言葉によってこれまで私も、いろいろな場面でブレーキをかけてもらいました。
今はパワハラ禁止の時代ですが、私が勤め人だった頃は鬼上司が沢山いました。私もあるとき、仲間と一緒にお茶の席で、そのうっ憤話をしていました。そこへ先輩のTさんが入ってきましたが、その会話を聞くと、すっといなくなりました。そして、私は「負けた」と思いました。
〇〇ハラはなくさねばなりませんが、また受け負けぬ心も養っていかねばなりません。
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