去年の秋、他教会の大祭で、ある先生のお話を聞かせていただきました。その中で、先生は昔、窮地に陥っていた時、思ってもなかった親の自分への深い思いに触れ、大きな救いとなったと言われるのでした。なぜそのようなお話をされたのか?そこに大きな意義があったと思います。
教祖金光大神様は「神はわが本体の親である」と繰り返し語っておられます。神様と私たちとの間柄は、実親と自分との関係と同じということなのだと思います。
ある新入社員の方とお話をする機会がありました。職場のプレッシャーとかきつい人間関係をどのように乗り切ったらいいのか?と聞かれました。私は神様にお頼みすることが必ず必要だと申しました。でも反応は、それがうまくできなさそうでした。そこで私は、父母に頼むのと同じだ、と付け加えました。
親ならばこその信頼関係はかけがえのないものです。神様に祈願をするときには、永遠の親に頼む心持ちが一番だ、と思います。 畑 淳
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