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執筆者の写真金光教日本橋教会

No.240 どこまでも腰は低く NIHONBASHI HOT LINE

かつて仏教界の重鎮が「宗教者で一番修行をされているのは金光摂胤様だ」と言われたそうです。元の教主三代金光様のことで、ご修行もさることながら、真に神様に通じておられる生神様として広く崇敬されていました。

しかし、後に金光教団の幹部を勤められたある先生は中学生の頃、初めて金光様のお姿を拝見するに当たり、どんなに神々しいお方なのだろうと、金光様ご退勤の道筋で興味深く待ち構えていました。するとそこに現われたのは、他の修行生と同じ格好をしたただのお爺さんで、ひょこひょこと腰を低くして歩き去っただけであった、と述懐しています。

今月の御教えは、「身に徳がつくほどかかんで通れ」ですが、顕幽貫通の三代金光様のお姿がお手本のように思い起こされます。

私たちに徳がついたかどうかはともかく、年も上になればなるほど腰を低くしていないと、人からも教えてはもらえず、まして神様直々の教えは受けられないのでしょう。 畑淳

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