先代の教会長は、教祖様のご信心を見習い、
「月の三日参り(さんじつまいり)」を提唱しておりました。私の代になってからは、あまり強調していなかったのですが、ここへ来て、その大切さを改めて見直しております。
というのも、新型コロナのために人が集まりにくい状況下で、「祭典」がなければ信心が弱るようでは本来の信心になりません。
教祖様の教えてくださった信心のけいこは、どこまでも「真の心で」なので、「仕方なしの参拝」「形ばかりの拝礼」「いやいやの奉仕」などは言わば禁止事項ですが、一方で、強く勧めておられたのは「手厚い信心」でした。
「信心は手厚くせよ。うちで信心いたしておると言うのは、信心の抜けはじめである」ともあり、「手厚く」には個々人が自ら進んでエネルギーを注ぎ込む必要があります。
ただ、スローガンは「月三日」であっても、各人の事情はそれぞれで、月一度の人もあれば、日参の人もあるでしょう。要は自分で願いを立て、自分の意志で参るのです。 畑淳
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