ある宗教団体に家族が1億円の献金をして破綻したことが、大事件につながったとの報道に驚いております。信仰には必ず「お供え」「奉仕」が付き物ですが、何が間違っているのかを明確にしておかねばなりません。
金光教では「神の教えどおりに願って、願いどおりのおかげを受け、ありがたいと言ってお礼に供える物は、神も喜ぶ。末の繁盛を守ってやる」とありますが、一方で、「もし、金神という名義に恐れて金を出したら、難儀になるぞ」ともあるのです。
ところが、かの団体信者の間では、「サタン(悪魔)」「悪霊」のわざわいから免れるために献金をする、という意識が強い原動力になっていたように伺います。人間には「恐れ」「わざわい」が一番の動機になるものです。
「人が真から供えるのは神にも喜ばしいが、寄付を募って人を痛めては、神は喜ばない」という親心こそ尊ぶべきです。相手はサタンではなく、親心あふれる親神であることを早いうちから知っておかねばなりません。 畑 淳
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