6月16日に日本橋教会の副教会長・畑和子師が90歳で永眠しました。85歳迄、一日の作業を終えると、毎晩真っ暗なお広前に出て、参拝者の方々のことを祈念しておりました。
そして最後に自身のことも、認知症、半身不随、寝たきりにならぬようにとお願いしてる、と申しておりました。ところが、自身の最期はことごとくそうなりませんでした。
5月号のこのハガキは、「裏目!でも願ったなら大丈夫」というお話でしたが、本人は脳出血で倒れ、不随の療養生活丸5年でした。
その間、息子である私の方が、この療養に関してさまざまな奇跡的お繰り合わせを頂き、またこの5年の間に「別れ」への地ならしを十分にさせていただけたのは何よりでした。
また本人も、右半身不随で毎日ペースト状の食事ばかりだったのに、いつも「大丈夫」、気分は「上々」、具合は「何の不自由もない」と答えるのも不思議な限りでした。 畑 淳
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