金光様の御理解(教え)に、「神敬うに威を増す」という言葉が出てきます。天地金乃神様のおかげを受けられるかどうかも、同様だということです。これは、鎌倉武士のおきてとされた「御成敗式目」に「神は人の敬うに依りて威を増す」とあるのだそうです。
私はというと、まだまだその心持ちが足りないな、と反省させられています。まずは、その「敬う」ことを動作の上からも行なっていくことも大事だと思っております。
大徳者と言われた安武松太郎先生は、本部広前での教話に出てこられた時、本来なら広前より一段上の外殿へ上がって拝礼するべきところを、段の下で正座平伏し、実におそれかしこみながら上がられた、といいます。
三代金光様は御神前を下がられる時、平伏の拝礼の後の、立ち上がってからの一礼も、90度腰を曲げる最敬礼をされていました。
例年になく涼しさを有難く思っています。ただ田畑も山も不作ということ、世界の紛争が収まらないこと、祈らねばならぬこといろいろあります。 椅子での拝礼である場合でも、その精神は動作や姿にも込めると良いと感じてます。 畑 淳
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